かとっぽ

     KzGTR 基本仕掛け 4           



     全層沈め釣法

  今度はウキを沈めて(ここからは全層仕掛釣法と称する)浅ダナから深ダナを狙う方法。
  この時のウキは0号を使い付け餌が馴染んだ時にウキの浮力がウキ下の重みに負けて
 沈み出すという微調整を行う、調整はジンタンの5〜6号で調整する。
  当たりはラインの走りか竿引きの強烈な当たりを体感できる。
  寒グロの狙いに最適な仕掛け。
 
  図7の全層仕掛釣法には二つの釣り方がある、1つは仕掛けが馴染むと同時にウキが沈み
 出し獲物のいるタナを探って行く方法と、もう1つは竿1本〜2本と仕掛けを入れそれから沈み
 出す二つの方法でどちらもウキ下の微調整が必要である。


  5月〜6月頃から12月頃までの温かい時のグレを釣るための仕掛けとして図8の基本仕掛けに
 クッション水中又はパイロットを付ける。気温上昇により活性が高くなったクロは海面近くから竿
 1本までの間で釣れるようになる。
  活性が高いので当たりをとるのに神経質になることはないがそれでも無造作に仕掛けを入れ
 てもウキに当たりが出ないまま付け餌を盗られる、当たりを出すためには最低限のラインコントロ
 ールをしなければならない。
  まず、基本図2のように仕掛け投入の際ウキが着水する前にラインを止めウキ、付け餌の順で
 着水させ(この時に視覚又は波紋によって付け餌の確認をする)着水後直ぐ穂先までのラインを
 直線的にする、その後は道糸を張り過ぎず緩め過ぎずの勘で潮流に合わせ仕掛けを送り込ん
 で行くが地グロの場合はウキかラインに少し遅れて手元に当たりを感じるしオナガグロの場合大
 半は一気に手元に竿引きの当たりが出るがこの時の鈎掛かりによってラインコントロールを確認
 すると良い、鈎掛かりの90%以上が口かじごくであれば略適正で飲み込まれるようであれば緩め
 過ぎ、張り過ぎると当たりは出るが鈎掛かりが悪い状態になるので事態を把握しながらラインコン
 トロールをしてみると良い。