かとっぽ
    曲崎海岸のハマジンチョウ  


ハマジンチョウは暖帯南部から亜熱帯の海岸に生え、高さ1〜2mになる南方源の植物です。
果実はコルク質で海水に浮くので、対馬海流に乗って五島地域に流れ着いたもにであり、
入り江の奥の波の静かな満潮線あたりに生育する特色があります。
若松町には、日島曲崎海岸(花冠は小さく葉は薄い)、及び若松瀬戸の両岸(花冠は大きく葉は
厚い)に群生しています。曲崎海岸のハマジンチョウは延長約100m に及び、貴重な植物として
平成2年7若松町文化財に指定されました。
 特徴
葉は枝先に集まって互生し、長さ5〜10cmの長楕円形で、質は厚くて柔らかく透明な斑点がある。
花冠は長さ2.5〜3cm、秋から春に淡紅紫色の花が1〜数個横向きに咲く。和名は浜辺に生え、
ジンチョウゲに似ているところからついた。

淡い紫色の“みじょか花”

最盛期には一面が紫色になるとのこと