かとっぽ

  江袋教会  (えぶくろきょうかい EbukuroChurch)                      



 明治15(1882)年 パリ外国宣教師ブレル神父指揮のもと、西彼杵・黒崎村の川原久米造を棟梁とし、集落戸数僅か
17戸の信徒の労働奉仕と近隣の信徒の協力を得て創立され、イエスの聖心に奉献された。建物の構造は、木造瓦葺き
平屋建で、実際に使用されている木造の教会では、県内で最も古い。
 現在の屋根は、単層構成で変形寄棟の形態をなしているが、建設当時は小さな塔が設けられ、玄関も様式だった。
 内部は平成8年までもとのままで、天井はコウモリ天井、窓は洋式のアーチ型で、外に鎧戸、内にフランス製の色
ガラスをはめた扉があった。
 窓も色ガラスも貴重なものであったが、次第に老朽化が進み、平成8年秋に行われた修復工事で、現在の窓と
ステンドグラスに取り替えた。しかし、内陣中央の上部に設置されている3つの窓と色ガラスは、比較的保存状態が
よかったので、当時を偲ばせるものとして保存している。
 1882(明治15)年6月建立
誠に残念ですが、2007年2月12日14時頃、新上五島町曽根郷の江袋教会が焼失しました。
2010年5月9日 工事が終了し復旧落成 献堂式が執り行われました。 皆様方の訪問をお待ちいたします。

2010年5月9日 復旧落成 献堂式でのテープカット   写真提供 若松充 様

復旧落成 献堂式でのミサ

外観 ほぼ焼失時以前に復旧

内部は多少異なる様ですが復旧されています

2008年11月13日 撮影と掲載を特別に許可を頂きました。復旧工事が行われています。使用できる柱や梁が多く残っていて、使えないものを新しく交換されていました。完成予定は2010年3月です。

2007年2月17日 消失直後  木造で古く、ステンドグラスが印象に残る貴重な教会でしたが・・・・。

消失以前の教会 正面

消失以前の教会 内部

消失以前の教会 ステンドグラス